株式会社かいごデザイン

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「大変な人はお断り」とお断りしていたら・・・

10年くらい前に当時の社長、現会長が書いた文章が出てきました。
当時の私たちの様子が垣間見えると思いますので
少し御紹介したいと思います。

ー ー ー ー ー ー 以下、会長の文章です。ー ー ー ー ー ー ー

ある日ケアマネジャーが「ダメだと思うけど、一度逢ってみて!」と
半ば諦めの境地で相談にいらっしゃいました。

後日ケアマネジャーが高齢の女性と家族の方をハッピーを訪れてきました。
おばあさんは認知症があるもののニコニコ笑っていました。
私たちは「仲良しになれそう!こんな大変な人こそお世話してみたい!」
と思い、いくつかの手続きを経て体験入居となりました。

お世話が始まると認知症の度合いは予想をはるかに上回るものでした。
例えば布団の上でどう寝ていいか判らない。
本当にチョットした隙にゴミ箱に排尿をしてしまう。
ほんのチョットの間ヘルパーがその場を離れたらその場に排便をしてしまう・・・。
「目を離さないように!」を合言葉にヘルパーたちが頑張ってくれました。
朝の引き継ぎの時、
「畳の上に・・・。布団の上に・・・。二階のフロアーに・・・。」
ヘルパーの目を一人占めしたいかのように、
毎日のようにチョットの隙に排便、排尿が続きました。
しかし段々とヘルパーたちとのコミュニケーションも取れるようになりました。
一段と素晴らしいあの笑顔が沢山見られるようになり、
おトイレの件も問題なく出来るようになっていきました。

私たちはこの方と出会えて本当によかったと思えました。
もし「大変な人はお断り」とお断りしていたら・・・
この方はどこに行かれていたのか・・・。
運が悪ければ、動けなくなるような薬漬けになっていたのか・・・
などと考えてしまいます。
今ではこの方の笑顔が私達に元気を与えてくれています。